大津市田上(たのかみ)エリアをはじめ、地方には「1反(約1,000㎡)100万円でも手放したい」という優良な農地が実在します。
水脈に恵まれ、太古の花崗岩地盤に守られたこの土地は、都市のインフラに依存しない自給自足拠点として見れば、まさに破格の価値を秘めています。
しかし、単に資金を集めて「土地を買い占める」だけでは、有事に機能する本物の拠点は作れません。今回は、クラウドファンディング(CF)を活用し、地域社会と共生しながら「有事に強い防災自給コミュニティ」を立ち上げる新しい試みについて解説します。
1. なぜ単なる「土地の買い占め」は失敗するのか?
安価な農地があるからといって、投機目的や囲い込みのように土地を買い占めようとすると、以下の大きな壁に直面します。
- 農地法(第3条)の壁
農地の取得には農業委員会の許可が必要です。「誰がどのように営農・管理するのか」という明確な実態と計画がなければ、資金があっても名義変更は認められません。 - 地元の信頼関係と水・草刈りの課題
農地は単体で存在するものではなく、地域の水路管理(出役)や草刈りといった共同作業とセットになっています。地域住民から警戒され孤立してしまうと、日常の営農すら成り立ちません。 - 共感のないクラウドファンディングの限界
単に「土地を買うお金」を募るだけのプロジェクトでは、支援者にとっての魅力や社会的大義(ストーリー)が欠け、審査も通過しません。
2. 発想の転換:「土地の所有」から「安心と体験の共有」へ
そこで私たちが提示するのは、土地を単に「所有・買い占める」のではなく、**「耕作放棄地を再生し、みんなで使える防災自給拠点に変える」**というプロジェクトです。
支援者(コミュニティ参加者)と一緒に創る新しい仕組み
- クラウドファンディングで資材・設備資金を募る
農地の取得・借入手続きを進めつつ、井戸掘り、害獣柵の設置、土壌改良(微生物や有機資材の投入)、作業小屋の整備費用をCFで集めます。 - 平時は「自給自足の体験圃場」として活用
無農薬野菜づくりや土づくり、ジビエ加工や保存食づくり(ザワークラウトや塩蔵肉等)のノウハウを学ぶワークショップの場にします。 - 有事は「優先避難・非常用食料の生産拠点」に
インフラが途絶した際には、水と食料を確保できる避難先・給食拠点として機能させます。
3. 参加者・地域・事業者の「三方良し」のリターン設計
このプロジェクトは、関係者全員に明確なメリットが存在します。
- 個人支援者へのリターン
- 有事の際の優先避難権利・非常用区画の利用権
- 平時に収穫できる無農薬野菜の定期便
- 週末に家族で参加できる農作業・防災体験ワークショップ枠
- 地域社会(地元農家・自治会)への還元
- 耕作放棄地の防除と景観維持(害獣の隠れ家化を防止)
- 地域コミュニティへの新たな若者・移住者の流入と活性化
- 企業のCSR(地域貢献)・防災研修としての活用
- 社員のサステナビリティ教育や、有事の際の福利厚生型防災拠点としての提携
4. 地盤と水に恵まれた田上から始まる「生き抜くための村計画」
科学的データに基づき、活断層リスクを回避した田上の地に、みんなで支え合う「1反の自給拠点」を一つずつ増やしていく。
それは単なる不動産の購入ではなく、都市生活で失われた**「命を繋ぐ手触りのある力」**を仲間と共に取り戻すプロジェクトです。
リスクに怯えて暮らすのではなく、平時から仲間と笑い合い、土に触れ、いざという時には助け合える拠点。そんな理想の未来を、あなたも一緒に創りませんか?
📩 「防災自給コミュニティ」プロジェクトへの参加・ご協力のお問い合わせ
土地の活用、クラウドファンディングへの参画、現地見学にご興味のある方は、ぜひ [お問い合わせフォーム] よりお気軽にご連絡ください。
コメントを残す